曹洞宗の間違い

仏壇を買っていただくタイミングで、一番多いのは家族が亡くなられた時です。禅宗の場合だと、仏壇は位牌を置き、故人と接点を持つ場所で、よって仏壇の主役は位牌です。

それでも真ん中には、例えば宇宙の真実と愛の象徴である、御本尊を置きます。それは納得です。それなら左右のお二人は誰にするか?禅宗であるならば、右側は禅の大元である、達磨大師でいいのではないかと。あともう一人左側は、曹洞宗であるならば、開祖の道元がしっくりくると思います。その空間に位牌が祀られているのが理想かと。

 

しかし、曹洞宗本山からの指示は、右に道元、左に瑩山。瑩山という方は、簡単に言えば曹洞宗で二番目に偉い方です。これだと、仏壇の世界が日本曹洞宗に限られてしまいます。檀家さんは別にはっきり言って宗派のこだわり等どうでもいい訳で、より宇宙的な、理想的な形で先祖、親族をお参りしたいですね。